京田辺・木津川エリアガイド

京田辺・木津川エリアガイド

奈良文化の影響も色濃く、平安時代のみならず白鳳、天平時代の美しい仏像にまで出会える京田辺・木津川は、仏像ファンなら一度は訪ねてみたいエリアです。極楽浄土の世界を表した浄瑠璃寺では、本堂に安置された九体阿弥陀如来像に思わず息をのみます。酬恩庵(しゅうおんあん)は、とんちで有名な一休さんが晩年を過ごした静かな禅寺。木津川の和束(わづか)は「茶源郷」といわれる茶処でもあり、約40軒の茶問屋が建ち並ぶ茶問屋街のたたずまいもノスタルジックな雰囲気です。

奈良文化の影響も色濃く、平安時代のみならず白鳳、天平時代の美しい仏像にまで出会える京田辺・木津川は、仏像ファンなら一度は訪ねてみたいエリアです。極楽浄土の世界を表した浄瑠璃寺では、本堂に安置された九体阿弥陀如来像に思わず息をのみます。酬恩庵(しゅうおんあん)は、とんちで有名な一休さんが晩年を過ごした静かな禅寺。木津川の和束(わづか)は「茶源郷」といわれる茶処でもあり、約40軒の茶問屋が建ち並ぶ茶問屋街のたたずまいもノスタルジックな雰囲気です。

このエリアのみどころ

大御堂観音寺

大御堂観音寺(おおみどうかんのんじ)

春には参道の周りが菜の花と桜に彩られ、秋にはモミジ、また本堂前の池は初夏にスイレンが彩りを添える、のどかな景観が美しいお寺。ご本尊の国宝・十一面観音立像は奈良時代の作。高さ約170cm、木心乾漆造(もくしんかんしつづくり)の像で、なめらかな曲線美に天平文化の華やかさが感じられます。

スポット情報

寿宝寺

寿宝寺(じゅほうじ)

古代の街道の中継地点「山本駅」の旧跡にあるお寺。収蔵庫に祀られる本尊・十一面千手千眼観音立像(重要文化財)は、平安時代後期の作。実際に千本の手を持ち、「昼の顔」と「夜の顔」、光の加減によって表情が変わります。

スポット情報

地蔵禅院

地蔵禅院(じぞうぜんいん)

井手町から木津川、生駒山地までを一望する高台に建つお寺。境内は桜の名所で、特に鐘楼横の古木は樹齢約300年。円山公園の先代しだれ桜と“姉妹関係”にあたり、京都府の天然記念物に指定。鐘楼下の2本のしだれ桜も樹齢100年以上を数えます。

スポット情報

酬恩庵 一休寺(しゅうおんあん いっきゅうじ)

山城南部エリア随一の紅葉名所。特に、総門からまっすぐ伸びる石畳の参道とモミジのトンネルは、絶好のフォトスポット。境内は手入れが行き届き、苔の絨毯も見ごたえがあります。一休さんが晩年を過ごしたお寺で、方丈の一休像には一休さんの頭髪と髭が植えこまれているとか。

スポット情報

蟹満寺(かにまんじ)

本尊の釈迦如来坐像(国宝)は、高さ約2.4m、重さ約2tの金銅仏。白鳳時代に造立され、創建当時より一度も動かされたことがないとか。“蟹の恩返し”説話で知られ、境内のいたるところに蟹モチーフが散りばめられています。

スポット情報

とくにこれがおすすめ!

スタッフのおすすめポイント!

スタッフのおすすめポイント
京田辺エリアで一番の観光スポットといえば、一休寺。枯山水庭園や、一休禅師関連の文化財を展示する宝蔵など、見ごたえがあります。何よりお寺の方のアイデアが豊富で、手づくりの一休さんストラップといった授与品や寺カフェなど、楽しい工夫がいっぱいです。

おすすめのスポット

月読神社

月読神社(つきよみじんじゃ)

大住(おおすみ)エリアの古社。明治維新の際には戦火を逃れた石清水八幡宮が一時遷座したとか。毎年10月14日に奉納される大住隼人舞は、奈良時代、九州地方から移住した大住隼人が宮中で踊った舞を復活させたもの。

飯岡の茶畑(いのおかのちゃばたけ)

飯岡の茶畑(いのおかのちゃばたけ)

木津川沿いにある丘陵地帯。京田辺市の特産・玉露を生産し、水田・覆下栽培の茶園・竹林が織りなす特徴的な景観は、日本遺産「日本茶800年の歴史散歩」にも登録されます。古代からの要地で古墳も点在しています。

普賢寺ふれあいの駅 (ふげんじふれあいのえき)

普賢寺ふれあいの駅 (ふげんじふれあいのえき)

京田辺市の小さな里“普賢寺”にある直売所。地元農家が大切に育てたお米や筍、海老芋などの農産物やお母さんたちの手作り加工品など、京田辺の特産品を幅広く取り揃えています。うれしいお茶のおもてなしも。

棚倉孫神社

棚倉孫神社(たなくらひこじんじゃ)

一休とんちロードの道中にある古社。本殿は桃山時代の建立で、京都府の登録有形文化財。境内に絵馬殿があり、絵師による奉納絵馬が掲げられています。2年に1度、約30種の野菜で飾られた「瑞饋神輿(ずいきみこし)」が巡行。

一休とんちロード (いっきゅうとんちろーど)

一休とんちロード (いっきゅうとんちろーど)

近鉄京都線「新田辺駅」・JR学研都市線「京田辺駅」から一休寺までを結ぶ、約600mの散策道。道中15ヵ所の電柱には、「一休かるた」をデザインした22枚の案内標識が。慌てず急がずひと休みしながら歩きましょう。

澤井家住宅 (さわいけじゅうたく)

澤井家住宅 (さわいけじゅうたく)

武家出身で、江戸時代には尼門跡領(あまもんぜきりょう)の代官職を務めた澤井氏の住宅。L字型に配置された入母屋造・茅葺屋根の建物は、意匠レベルも高いことから、国の重要文化財に指定されています。公開は第2・第4土・日曜日のみ。

井手の玉川 (いでのたまがわ)

井手の玉川 (いでのたまがわ)

「日本六玉川」のひとつで、古来「歌枕」として知られる井手の玉川は、堤に約1.5kmにわたり桜並木が続く桜の名所。桜の時期には多くの花見客で賑わいます。また、桜の後には黄色い花を咲かせる山吹が、秋には紅葉した木々が清流を彩り、四季折々の景色をお楽しみいただけます。

青谷梅林(あおだにばいりん)

青谷梅林(あおだにばいりん)

城陽市・青谷地域は梅名所。20haの敷地に、特産の「城州白」をはじめ、さまざまな品種の梅が植えられています。例年2月末から3月にかけて「梅まつり」が行われ、馥郁とした香りの中、観梅を楽しめます。

城陽酒造 (じょうようしゅぞう)

城陽酒造 (じょうようしゅぞう)

京都府南部エリア、唯一の造り酒屋。明治28年(1895)に創業し、木津川の伏流水で仕込んだお酒は、京・伏見の酒とは異なる、まろやかな味わい。青谷梅林の梅だけを使用した梅酒も人気。併設の直売所では試飲もできます。

とくにこれがおすすめ!

スタッフのおすすめポイント!

スタッフのおすすめポイント
普賢寺ふれあいの駅は、桜や菜の花の風景を眺めたり、CAFEコーナーでのんびりしたり、楽しみ方もいろいろ。例年5月開催の自転車ロードレース「ツアー・オブ・ジャパン」京都ステージのスタート地点になったことで、サイクリストの休憩スポットにもなっています。
(写真提供:ツアー・オブ・ジャパン組織委員会)

スタッフがおすすめする!

京田辺 エリアのずらし旅ポイント

京田辺エリアのずらし旅ポイント
京都市内に比べれば、どのスポットも穴場のスポット。エリア全体が「#ずらし」ポイントです。京都市内に比べて交通の便が悪いため、スムーズなアクセスのための「事前の下調べ」が重要。タクシーなども利用して、「ずらし旅」を楽しみましょう。

掲載内容は2021年4月時点の情報です。最新情報は各掲載先へご確認ください。

エリアガイド・マップ